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アウトプットが苦手を克服するために職場や音楽活動で実践したこと

「アウトプットが大切」というのは手垢が付くくらい言われていることですが、ビジネスはもちろん他の事でもとても重要なことです。

とはいえ、アウトプットが苦手だという人も少なくないですし、僕自身もアウトプットは苦手でした。

ですが、職場や音楽活動を通して、昔よりも鍛えられアウトプットを強化することができました。

またブログ運営することでも鍛えられたかもしれませんね。

今回は職場と音楽活動でアウトプットを強化するために実践し、かつ実感したことを紹介します。

アウトプットが苦手を克服するために実践したこと(職場編)

アウトプット

職場で適切なアウトプットが必要となる機会は多いですが、僕の場合は

  • 部下・新人に仕事の手順を説明する
  • 上司・先輩に施策や案件、状況を説明する

これで苦労しました。

アウトプットは苦手な性格なので本当に手こずりましたね・汗

具体性を意識したアウトプットをする

部下や新人を持ち始めたばかりの頃、説明してもなかなか理解してくれない事がありました。

僕なりに仕事の手順や状況を説明したつもりだったんですが、相手の理解度がイマイチだったんです。

中には理解してくれる人もいましたが全体でいえば少なくて、

「人に説明するのって難しい・・・汗」

と感じていました。

この時「もし自分が新人だったら僕の説明ははたして理解できたか?」

そう考えた時、自分の思考レベルが相手に合わせられていないのかも、とふと気づいたんです。

僕の当初の説明って抽象的な言い方が多く具体的な言い回しができていませんでした。

例えばエクセルでデータを作る時に

「エクセルでAとBのデータを分かりやすくまとめておいて」

と説明しても言葉が足らなすぎて、きっとこちらの意図を汲み取ってはもらえないと思います。

  • どのようなまとめ方が分かりやすいのか
  • まとめるためのエクセルの手順は

など、具体的に説明してあげないと伝わりません。

仕事の理解度やスキルが同じレベルの人に対してなら、ある程度抽象的な話し方であっても成立しますが、これから覚えていく人に対して抽象的な説明をしても理解できないですよね。

だから部下や新人に説明する時には、具体性を意識したアウトプットを心がけました。

この時のコツですが、教える人に合わせた作業のマニュアルを作ってみるといいですよ。

マニュアルを作るというアウトプットをすることで、説明するための手順やポイントなど情報が整理された状態で再度自分にインプットされますから。

特に人に教える立場の人は、具体と抽象を調節するようなアウトプットが本当に大事だと思います。

  • 具体性を上げたアウトプットを心がける
  • 教わる人に合わせた作業のマニュアルを作ると、具体的なアウトプットになりやすい
  • 人によって具体レベルと抽象レベルを調整できればベター

頭の中の情報を整理してからアウトプットする

アウトプット

アウトプットが苦手で失敗した原因

先輩にある新しい施策の説明をした時に、

「何を言ってるかわからん、やり直し!」

と言われました。振り返ればダメダメな説明だったなと思います。

この時の僕は頭の中がごちゃごちゃのまま、ちゃんと理解せず勢いで説明してしまいました。

「細部は怪しいけど、まぁ大丈夫だろう」って。

でも説明した時に、先輩から質問されて何も返せなかったんですよね。

そこで自分がちゃんと理解していないことが先輩にバレました・苦笑

説明に失敗した時って、自分の頭の中で整理ができていないまま説明してしまうことが多かったように思います。

頭の中がごちゃごちゃのままだから、時に矛盾した説明になったり質問に上手く返せなかったり。

また頭の中で整理できていない時って、その物事に対して自信も持てません。

自信がないから意見を求められてもあやふやに返してしまう。間違っていようがはっきり意見を返すだけの自信がありませんでした。

頭の中を整理したらアウトプットが上手くいった

それから上司や先輩に説明する前に、頭の中がクリアになるように情報を整理するようにしました。

頭の中の情報を整理するために、インプットした情報を書き出したりまとめたりしていました。

インプットした情報を整理して頭の中がクリアになれば、どのような順番で説明するかなどアウトプットする段取りまで見えてきます。

また頭の中が整理できてちゃんと理解できていれば、自分の中で足らない部分が分かるので必要な情報を再度インプットすることもできます。

アウトプットするためのインプットができるってことですね。

質問されても答えられるし現状で答えられない質問だなという判断もできるので、自信を持って分からないとも答えられる。

またその内容に対して自分の考えや意見もしっかり持つことができます。

焦らずにインプットした情報を整理したうえでアウトプットして、足らない部分は再度インプットし自分自身の理解度を上げていく。

僕が実践したことはこのようなことでした。

  • アウトプットする時は頭の中がクリアな状態で。
  • インプットした情報を文字に書き出したりまとめたりすると、頭の中が整理される
  • クリアになればアウトプットするためのインプットもできるようになる。
  • インプットとアウトプットを繰り返すことで、理解度が上がり自分の意見や考えに芯がもてる

アウトプットが苦手を克服するために実践したこと(音楽活動編)

アウトプット

音楽活動とは言っても、バンドや歌うことではなく作編曲など音楽を創る、人に作編曲を教える活動の方でした。

作編曲の方法を学んでいた時には、一曲を作るのに平均半年かかっていました。

半年かかってアウトプットする感じです。(超おそい・・・)

ですが、半月に30曲というペースで創っていたこともありました。

このアウトプットの違いは何で起きたか?

考えられることは色々ありますが、一番の要因は〆切りがあったからだと思っています。

アウトプットせざるを得ない状況にする

一曲半年かかった時代は、アウトプットする先が教わっていた作曲家の先生であったり、勉強の一環だったりしました。

だけど映像や舞台の音楽など人から依頼を受けて創ることになった時に、当たり前ですが〆切りがあったんですね。

ということは「〇月〇日までに曲を創らねばならない」ってことになります。

企画にもよりますが僕が経験したのは、数曲、数十曲を1ヶ月とか3ヶ月などの〆切りが多かったです。

今までのペースで創ってはいられません。

時間的制約によって無理やりアウトプットの量を上げたといえます。

方法の一つとして「〆切り」を例に挙げましたが、「期限内に〇〇をやりきる」など期限を切って目標設定することはおすすめです。

このようにアウトプットの習慣が身につかなかったりアウトプットの量に不満があった場合には、量が上がらざるを得ない環境を作ることが方法の一つですね。

アウトプットの量が質も上げてくれる

アウトプットの量が増えたことでアウトプットの質も上がっていきました。

これって他の分野でもブログノウハウでも同じです。

ビジネスを教わったメンターから量質転化のことを学んだことがあるのですが、色々な物事に通ずるなって思います。

量質転化とは量の変化(アウトプット量を上げる)が質も変化させる(スキルやクオリティが上がる)ってことです。

スキルを上げたり成果を出すためにはノウハウやマニュアルだけでは足らなくて、いかに実践で量をこなせるかだと思いますよ。

  • 期限を切るなどアウトプットする時に制約を設けてみる
  • アウトプットの量を上げれば質も上がってくる

アウトプットが苦手でもとりあえずやってみる

アウトプット

アウトプットが苦手な原因の一つに

  • 自分に自信が無い
  • 人の目が気になる
  • 失敗を怖がる

など性格的な問題があります。

自信が無かったり人の目が気になるから、アウトプットできなかったり遅かったり。

僕も自分に自信が持てなくて人の目が気になる性格でした。失敗しないように石橋を叩いて渡らない感じでしたし。

だから、初めて映像の制作依頼を受けた時は全く自信が無かったし怖かったんですよね。

初めての依頼内容は「1ヶ月の〆切りで5曲完成させる」

  • それまで半年かかって1曲完成させた自分ができるのか
  • 自分の創ったモノが人の目に触れるのが怖い
  • 失敗したらどうしよう

など、自信が無いうえに人の目を気にしまくっていました。内心はかなりビビってましたね

それでも先方に「できますか?」って聞かれた時

「大丈夫です、問題なくやれます!」って余裕を見せたんですよね。もう完全にハッタリ・笑

やらざるを得ない環境に変えて、「不安や悩みは後で考えよう」「失敗したらその時に考えよう」って思ったんです。

自信のある無しや人の目は関係なく、とりあえずやってみる。

いざ退けない状況でやってみると案外こなせるもので、自分の限界を超えることができます。

それを経験すればアウトプットの基準量も上がります。

まずやってみる精神が大切

アウトプット

人の目が気になったり自信が無くてアウトプットできないのは、きっと

  • 変に思われたくない
  • 低く評価されたくない
  • 否定されたくない

など自分を守りたい気持ちからくるものだと思います。

でも万人に受けるアウトプットは無いし、万人が良しとするアウトプットも存在しません。

それに最初から質の高いアウトプットなんて出来るものじゃないです。

前述したようにアウトプットの量を上げることでアウトプットの質も上がるので、自信をつける意味でもアウトプットはしていくべきです。

また僕はアウトプットしたモノはそもそもダメを出されるって思っています。これは仕事で資料を作ったり、説明したりする時も同じでした。

一番ダメなのは評価が下がったり、評価されない・結果が出ないってことです。

「好きの反対は嫌いではなく無関心」みたいな感じでしょうか。無風は何も起こらないですから。

もし人の目が気になったり自信が無くても後のことは気にせずに、とりあえずアウトプットしてみましょう。

あれこれ考える前にまずやってみる

アウトプットする事を続けていけば、それが普通になりますよ。

石橋を叩いて渡らない・石橋を叩きすぎて割らないように、「まずやってみる!」という意識を持つことが大切ですね。

  • 最初から素晴らしいアウトプットはできない
  • アウトプットを続ければ自信もつく
  • あれこれ考えてしまう前にアウトプットしてみる

まとめ

職場と音楽活動での苦手なアウトプットを克服するために実践したことを紹介しましたが、結局は「アウトプットが苦手」を克服するのはアウトプットを繰り返すことです。

アウトプットすることに慣れていけば、自然とアウトプットが習慣化されていきます。

また前提としてインプットの量が足らなければアウトプットはできません。

なのでしっかりとインプットしたうえで、相手に分かりやすく伝えることを意識したアウトプットを心がけるのがいいでしょう。